今号より、要約版でお送りします。
ILC NewsLine 2011年4月14日号 [英文記事]
■世界の各地より
空洞検査ロボット、ドイツで開発中
(A robot to watch out for defects)
Barbara Warmbein | 14 April 2011
最近のデジカメにはいろんな機能が満載だ。例えば、『スマイル検出』機能は顔を認識したうえで、にっこり微笑んだら自動シャッターを切る。こんな機能を超伝導加速空洞の検査に使えたらどんなに素晴らしいだろう? ドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY) で「欠陥検出」機能を搭載したロボット「OBACHT」の開発が進んでいる。OBACHT は、ドイツ語で『監視』という意味だ。
超伝導加速空洞は、その内部がピカピカに磨き上げられる。内部にキズやへこみ、出っ張りなどがあると空洞の性能に悪影響をもたらすからだ。空洞内部の様子の写真を撮ったら、画像の特徴を認識して既存のデータと比較し、「電界放出を起こす可能性のある箇所を検出しました」といった警告メッセージが出る。そんな一連の作業を自動で行うロボットシステムの開発にあたっているのはDESYの博士学生Marc Wenskat 氏。画像解析にかかる時間が、大幅に短縮できるようになると考えられている。現在のところ、ロボットは空洞の製造メーカーを見分けることが可能だという。
これらの写真は、画像認識ソフトウェアを使ってチェックされる。最終目標は、物を認識するだけでなく、その特性を分類し、これが何を意味するのか予測することだ。その第一段階は、画像から影を取り除くことなのだが、空洞の内部は鏡のようにピカピカなため、非常にやっかいだ。京都カメラには、日本で設計された特別な照明装置が装備されているため、すでに第一ステップはクリアされているが、まだまだ改良が必要だという。
完成すれば、このロボットはILC 仕様を満たす空洞の工業化プロセスにおいて、重要な役割を演ずることになるだろう。More about ILC-HiGrade in ILC NewsLine.
ILC-HiGrade website
[英文記事]
壁のない研究所(A laboratory without walls)
済南で第4回FCPPLワークショップ開催
Dou Wang and Min Zhang | 14 April 2011
2011年4月7-9日に、中国、済南にある山東大学で第4回中仏素粒子物理学研究所(FCPPL)ワークショップが開催された。FCPPLのフレームワーク内で中国とフランスの科学者によって行われている進行中の活動や、将来の活動について議論を行うことが目的のこの会議には、100人以上の科学者とエンジニア、学生が参加した。
大型ハドロンコライダー(LHC)とともに、ILCはFCPPLの共同研究の中心的な野の1つ。今回は、ILC関連の6講演が開かれた。今回新たに「1.3ギガヘルツの超伝導技術」が新しい研究テーマとして加えられた。
「FCPPLは、中国とフランスの素粒子・加速器の研究者たちが、LHCやILCのような実験において新しいエネルギー最前線をともに目指すことを可能にする『壁のない研究所』なのです」と、中国高能物理学研究所のJie Gao氏は語る。「このように共同で行っていく取組みは『国際的文化』となっています。次世代のリニアコライダーはこの文化を基礎に建設されるのです」(Gao氏)。
[英文記事]
■ディレクターズ・コーナー
ILCの技術設計ベースラインに採用された低電力オプション
(Low-power option adopted for ILC technical design baseline)
提案された4つのベースライン変更が変更評価委員会によって評価されてきた。プロジェクト・マネジャーが提案した、これら一連のパラメータはGDEプログラム諮問委員会のリスクに対する懸念も、物理学研究者グループの性能への懸念の双方を満たすものであり、賞賛されるべきものである。
- Linear Collider Power Distribution and Pulsing workshop
LAL, Orsay, France
09- 10 May 2011 - ILD Workshop 2011
KEK, Tsukuba, Japan
23- 25 May 2011 - Second Workshop on linac operation with long bunch trains
DESY, Hamburg, Germany
06- 08 June 2011 - Technology and Instrumentation in Particle Physics 2011 (TIPP 2011)
Chicago, IL
09- 14 June 2011
- Joint US-CERN-Japan-Russia School on Particle Accelerators
Course on Synchrotron Radiation and Free Electron Lasers
Ettore Majorana Foundation and Center for Scientific Culture, Erice, Sicily, Italy
06- 15 April 2011 - École IN2P3 - Pays Méditerranéens des Accélérateurs de Particules
Gammarth-Tunis, Tunisia
09- 14 May 2011
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from CERN Bulletin11 April 2011ちょうど1ヵ月の運転で集められたデータを分析し、アリスは、研究所がこれまでにつくった中で最も重い反物質である、ヘリウム4の4つの反核の形成の証拠を見つけた。
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from Physics Today11 April 2011ミネソタ州にあるスーダン鉱山のアクセス坑道で起きた火災は、深さおよそ714mのスーダン地下研究所によって提供される宇宙線からの放射線遮蔽を用する実験にほとんど被害を及ぼさなかったようだ。
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from BBC News7 April 2011発見はさらに十分に確認されなければならないが、テバトロンの研究者は既存のデータと争う。
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from DESY inFORMApril 2011科学者は、非常にコンパクトな加速器を建設するためにプラズマ加速によって生成される高い勾配を使いたい。実験にプラズマ加速器からの粒子を使おうとし、良いビーム品質を得るために、科学者はトリックを使う。彼らはすでにプラズマに良い特性のビームを投入し、さらに加速を行う。
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小宇宙へ:DESYの素粒子と宇宙素粒子物理学ビデオ: DESY DESYは、12分で、素粒子と宇宙素粒子物理学の活動の全てが分かる、新ビデオを発表します。新ILCアニメが目玉の、6分50秒のILC編をお見逃しなく。 新しいビデオはDESYのウェブサイトから、英語 または、ドイツ語 でご覧いただけます。 ILCアニメーション: 「1分で分かる国際リニアコライダー」 の閲覧とダウンロードはこちら。 ■タグ・クラウドaccelerator R&D Asia ATF2 CALICE CERN China CLIC Cornell University cost estimate damping ring DESY detector R&D electron cloud Europe FALC Fermilab IDAG ILC baseline Italy Japan KEK LHC linear collider school outreach overview review SLAC SRF technology United States XFEL
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