ILC NewsLine 2011年5月5日号 [英文記事]
ILC NewsLine特集号
(ILC NewsLine special issue)
超伝導100周年
(Happy 100th Anniversary, Superconductivity
今年は「超伝導」が発見されてから百年となる記念の年だ。この超伝導の特性を使って、加速器はビームを絞り込み、そして曲げ、宇宙の最も基本的な原理を探求する。超伝導なしには、巨大コライダーはほとんどありえない話だろう。今号は、100年前に発見されたこの魅力的で奇妙な現象について特集する。
■世界の各地より
バルク・ニオブになりすます
(Impersonating bulk niobium)
薄膜を作る、ジェファーソン研究所の科学者ら
Leah Hesla | 5 May 2011
超伝導高周波電力は、空洞の内面のほんの皮一枚の部分にしか作用しない。これを利用して、高い性能をもち、低コストの加速空洞を作るに取り組んでいる加速器科学者がいる。
米国ジェファーソン研究所(JLab)の科学者は、ニオブの薄膜を金属の表面に貼付ける技術の研究を進めている。この電子サイクロトロン共振(ECR)による金属層付着手法により、表面に薄い層を施すことで、あたかも実証済みの「ニオブの塊」から作られた空洞と見まがう性能を実現できるという。

電子サイクロトロン共振を経たエネルギー凝縮のための真空パイプ。真空パイプは、中心でコイル構造を示すために開いている。ニオブ原子は、電子によりコイル内部に電離される。イオンが沈澱する基質は、コイルの一端に置かれる。画像:Anne-Marie Valente-Feliciano氏
ニオブ塊からつくられた空洞と同等の性能を持つ空洞を実現できれば、高価なニオブ空洞は不要となる。ニオブ薄膜を使えば、比較的安価な銅やアルミニウム製の空洞が、ニオブ製の空洞に取って代わる可能性があるのだ。Ron Sundelin氏とGenfa Wu氏(現在アルゴンヌ国立研究所)と、JLabの超伝導RF(SRF)科学者である、Larry Phillips氏によれば、ニオブ層を使うのは、おそらく最も低コストの加速空洞の製造法だという。この研究は90年代後半から始められていたが、最近配分された予算によって研究が加速している。
コスト削減の重要なポイントとなるのが、ニオブ薄膜層の原子構造である。超伝導状態の金属表面で電子をスムーズに走らせるためには、下層にあるニオブと他の金属の混合物の原子による妨げを防ぐ必要がある。電子をピンボールマシンのボールに例えると、混合物の原子が、ボールがぶつかって跳ね返る「ピン」の部分のようなものだ。これらの「ピン」は空洞の性能を損ねるため、制御することが必要だ。ECR法は、これが可能だという。
真空チェンバーの中で、加速した電子ビームを固体ニオブのターゲットに照射する。すると、ニオブは瞬間的に加熱されて蒸気となり、さらに電離してプラスの電気を帯びる。このニオブ原子の蒸気が、マイナスの電気を帯びた基板に引っ張られ、その上に堆積して薄膜を生成するのである。堆積の仕方は、ニオブ蒸気の持つエネルギーと、基盤の温度によって決まって来る。
ニオブ蒸気を完全に電離することができることが、ECRの特徴だ。他の手法では、わずかな原子しか電離されない。また、ニオブ原子の蒸着パターンを制御することも可能だ。

ECRを預けられた薄膜(上)と彼らの基材(銅、酸化マグネシウム、サファイヤ)(下)のサンプル。
画像:Anne-Marie Valente-Feliciano氏。
薄膜の最適な原子の構造は、電子散乱を最小に抑えることのできる構造である。ECR法はこの構造をつくるのにも好都合だ。
ECR法は、他の蒸着法で使われるような「反応性ガス」を必要としない。また、ニオブ蒸気は、高真空の環境で基盤上に堆積していくため、不純物が混ざる可能性はほとんどないのだ。また、ニオブの原子を基盤に引き寄せるのがガスではなく、電場だということもECRの利点である。ニオブ原子は垂直に基盤上に「着陸」し、ほぼ隙間無く基盤を埋めていくのだ。
しかし、異なる金属の間には原子構造の不適合が存在する。最適のニオブ層を実現すべく、JLabの科学者は基板材料や結晶構造、温度やエネルギーを変えて様々な実験を行ってきた。
常温の電気比抵抗と、極低温下(絶対温度4.2度:約マイナス269℃)での電気比抵抗を比較した数値は「残留抵抗比(RRR)」と呼ばれている。金属の純度評価の指標としてひろく使われており、この数字が大きいほど純度が高いとされる。Jlab で行われたサファイアの基盤上にECR法でニオブ層を蒸着させる実験では、RRRの数値が10から450まで改善されるという有望な結果が出ている。
このニオブ薄膜の空洞への実応用にはまだ数年を要すると考えられているが、JLabの研究者はスケジュールを前倒しにすべく研究をすすめている。現在、ニオブ薄膜蒸着の異なる手法についての調査が行われており、さらに、実験単セル空洞への薄膜蒸着システムの設計も計画されている。
アルゴンヌ国立研究所で研究されている薄膜蒸着についてはこちら。
[英文記事]
DESY in FORUMより:抵抗なし
(From DESY inFORM:No resistance)
100年前に発見された超伝導
研究所で仕事を始め、数多くの実験を行っているうちに、全く想定外の結果が出る。細かい部分が予想と食い違っているのだ。くり返し実験を行った結果、その「想定外」が実は事実であることが判明する —科学者の人生を生きがいのあるものにする感動の瞬間だ。オランダの物理学者、Heike Kamerlingh Onnes氏も、1911年4月8日にそんな経験をしたかもしれない。
Onnes氏の当初の研究の目的は、気体の特性を調べることだった。研究を進めるうちに低温環境での物理現象に興味を抱いたOnnes氏は1908年に初の液体ヘリウム生成に成功した。1911年4月8日、水銀を冷却し、超低温での電気的性質の分析を行っていた時のことだ。絶対温度4.19度の時点で予想外の現象が起きたー水銀の電気抵抗が突然消滅したのだ。超伝導現象が発見された瞬間だ。Onnes氏は他の金属でも実験を行い、いくつかの金属において同様の現象が起きることを発見した。
役に立たないもの、と思われていたこの奇妙な現象は、今日、エネルギー分野から医療分野まで幅広い範囲で応用されている。金属だけではなく、セラミックや有機物にも超伝導体があることがわかってきた。最近では、非常に高い転移温度(超伝導が始まる温度)を持つ材料も発見されている。
超伝導は、加速器にも応用されている。ドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY)は、長く超伝導技術開発を行っている研究所のひとつだ。HERA加速器では、陽電子リングに強力な超伝導電磁石が使われており、電子ビームを加速する試験用超伝導空洞も設置された。DESYは、TESLA型空洞の研究開発を通じて、超伝導技術を確立し、純ニオブ製の9セルの空洞構造は、DESYの試験施設FLASHで、欧州XFEL計画で、そしてILCで採用されているものだ。
20世紀初めに、今日の科学に大きな影響をもたらした数多くの発見がなされた。1911年は、超伝導が発見されただけではなく、ニュージーランドの物理学者Ernest Rutherford氏が、金箔にアルファ線を当てる実験から革新的な原子モデルを提唱したのもこの年だ。翌1912年には、Max von der Laue氏らが、今日の光子科学の基礎である、初のX線回折実験を行っている。
現在は見向きされることもなく、全く役に立たないと思われている発見が、100年後にどう化けるか?それは誰にもわからない。
[英文記事]
■ディレクターズ・コーナー
超伝導100周年
(One hundred years of superconductivity)
Barry Barish | 5 May 2011
液体ヘリウム温度での超伝導高周波空洞の略図
1911年、Onnes氏は、固体水銀の比抵抗率が突然4.19K以下でゼロになると述べた。
今年は「超伝導」が発見されてから100周年の年である。1911年、オランダのライデン大学で行われた実験で、Heike Kamerlingh Onnes氏は、絶対温度4度(4ケルビン)以下に冷却した時に、水銀の比抵抗率がゼロになるのを発見した。Onnes氏はこの功績からノーベル物理学賞を受賞している。超伝導は、現代の素粒子加速器における中心的技術だ。
物理学で学の基本公式の1つが、オームの法則(V = IR)である。ある材料、例えば電子回路のワイヤを通る際の電圧の降下は、加えられた電流の大きさと物質の電気抵抗に比例する。つまり、抵抗がゼロなら、電圧は下がることが無い。これが「超伝導」と呼ばれる、極低温で起きる特殊な状態である。
Onnes氏の研究の目的は、絶対零度に近づいた時の材料のふるまいを理解することだった。確かめたかったのは、絶対零度の時点で、果たして抵抗はゼロになるか?ということだ。材料の抵抗は金属中のイオンによる電子の散乱によって起こるということは周知であった、問題は散乱の振幅が、抵抗がゼロになるまで減少するのか、また、電子の稼働性も同様に減少するのか、ということであった。ケルビン卿の仮説は、絶対零度で伝導率は0となるというものであった。仮説が正しければ、抵抗はある値まで減少し続け、0度で無限大になるはずだ。
1906年、Onnes氏は世界で初めて液体水素を開発。このことにより、14ケルビンでの実験が可能になった。実験の結果、抵抗の減少は線形に表れていたが、だんだんと減少の程度が下がっていくようにも見えた。ケルビンの予測が正しいようにも、そうでないようにも見える結果だったのだ。金属の純度もまた、抵抗に影響した。1908年に、Onnes氏は4.2ケルビンまで冷却して、液体ヘリウムを作ることに成功した。液体ヘリウムは、現在でも加速器の電磁石、磁性共振イメージング、他の応用に冷却剤として使われている。1911年、この液体ヘリウムを用いて超伝導の実証実験を行い、オネス氏は2年後に、ノーベル賞を受賞することになる。

LHC超伝導磁石の倍口径の電磁石構成。
超伝導磁石は、現代の衝突型加速器の実現を可能にする技術だ。粒子ビームをを曲げるために使われている。超伝導磁石は非常に強い磁場をつくることができるため、従来の電磁石よりも使う電力が少なくてすむ。LHCの27キロメートルに及ぶ加速器トンネルには、最高8.4テスラの磁場を作ることができる1,232台の超伝導二極磁石マグネットが配置されている。LHCの高性能の粒子検出器にも、強い磁場を作る巨大な超伝導磁石が使用されている。

LHCのCMS実験に使われる巨大な超伝導ソレノイド電磁石。
加速器と粒子測定器は、超伝導技術から大いに恩恵を受けている。加速器研究もまた、超伝導技術開発をさらに推進するために一役買ってきた。この20年の間に超伝導磁石の運転加速勾配は2倍に向上している。ILCの超伝導加速空洞の設計は、DESYで開発された1メートル長の9セル・ニオブ空洞がベースになっている。ニオブ空洞の加速勾配には理論的な上限があり、1メートルにつき40~50メガボルトがリミットだ。ILC用に大量生産される空洞の設計は35MV/m(1メートル当たり35メガボルト)を基準にしており、運転時の加速勾配を31.5MV/mに設定している。この数字もまた、10年前の運転加速勾配のおよそ2倍となっている。
■特集記事
CERN Courierより:裏話:超伝導の発見
(From CERN courier:Inside Story: The discovery of superconductivity)
Dirk van Delft氏とPeter Kes氏が、を語る。超伝導発見の裏話−この世紀の発見はLHCなどの粒子加速器で今日使われている強力な電磁石の開発を可能にした技術だ。
100年前、1911年4月8日に、ライデン低温研究所のHeike Kamerlingh Onnes氏とその研究チームは、超伝導現象を世界で初めて観察した。U字形の毛細管7本の中の水銀は、絶対温度4.19度になると、突然電気抵抗を失ったのだ。
超伝導の発見は偶然の残物だったかもしれない。しかし、一連の実験はライデン研究所で推進されていた、良く練られた研究プログラムの一部だったのである。低温環境下での金属の電気抵抗に関する研究は、実用面でも、理論面からも興味深いものだった。実用面では「抵抗温度計」の開発が挙げられる。金属の電気抵抗は温度とともに規則正しく増加する。これを利用して温度を測る温度計がつくられた。当時、絶対零度になると金属の電気抵抗はどうなるか、理論的な論争があった。Paul Drude氏は1900年に、気体運動論を応用して、極低温化では金属中の電子の運動を妨げるものがなくなるため、電気抵抗はゼロに近づくという予想をしていた。一方で、ケルビン卿は、電子が凍って動けなくなり、電気抵抗は無限大になると主張していた。
1906年に、液体酸素を使った実験が開始された。Onnes研究室の学生であったJacob Clay氏らは、液体酸素で冷やすことが出来る「絶対温度14度」まで金とプラチナを冷却した。温度が下がるに従って金属の抵抗も低下した。注目された結果は、温度の低下とともに、電気抵抗の減り方に鈍りが生じていることだ。1908年7月10日には液体ヘリウムの生成に成功。これによって一気に絶対温度1度という極低温まで冷やすことが可能になった。この実験で、どんどん冷却していくと、電気抵抗の減り方の鈍りがもっと顕著になり、最終的には温度に関係なく一定の数値になることが明らかになった。これは金属の純度と関連があり、金やプラチナの純度が高ければ高いほど、この温度が低くなることもわかったのである。
次の実験の材料として選ばれたのは水銀である。水銀を選んだ理由は、蒸留することで非常に高純度にすることができるからだ。ライデンのガラス職人Kesserling氏がつくった素晴らしいガラス製の毛細管が、液化装置の横のヘリウムクライオスタットに設置された。この実験の目的は、液体ヘリウムの移送システムの試験であった。1911年4月8日、に行われた歴史的な実験では、Kamerlingh Onnes氏とGerrit Jan Flim氏(低温研究所長であり、器具作りの名手)が、低温実験装置の据付け責任者をつとめていた。ガス温度計を使って温度測定を行ったのは、Cornelis Dorsman氏。水銀と金の電気抵抗を測定するための反照検流計は、ポンプからの振動も影響を受けないよう十分に距離を置いたうえ、防振台の上に設置された。検流計のモニターを担当したのはGilles Holst氏。実験中のコミュニケーションには「伝声管(離れた場所を管でつないで話すことができるようにする簡易装置))が使われた。これらの実験の結果は、実際に、水銀の抵抗がゼロまで下がる、ということが確認されたのだ。
1912年12月Onnes氏は、スズと鉛が、それぞれ3.8Kと7.2Kで超伝導になることも発見した。これで、スズや鉛のコイルで容易に実験できるようになり、デリケートな水銀毛細管の実験をする必要はなくなった。
超伝導発見のインパクトは大きかった。コンパクトで、強力な超伝導磁石はまさに良い例だ。今世紀始めには早くも、Jean Perrin氏が液体窒素を使って冷やす銅線の電磁石を提案したのだ。
1913年の秋にシカゴで開かれた第三回国際冷凍会議でOnnes氏は、再び超電磁石に関する問題を提起した。Onnes氏は、100,000ガウスの磁場は、直径30cmのコイルで実現できるとし、さらに必要となるヘリウム冷却施設についても比較的低コストで建設が可能だと発表した。「実験科学が加速度的に発展することは必至であり、近い将来に実現できる技術であると確信しています」
ニオブチタン・ワイヤーの開発によって、1960年代になってようやく強力な超伝導磁石が実現した。この磁石は高い閾値電場、大きな電流密度、9Kの転移温度(TC)を持つもので、標準的な超伝導磁石とされるものだ。MRI検査のスキャナや現代の加速器の偏向電磁石として、いまでもこの種の電磁石が使用されている。
• www.museumboerhaave.nl/nl/superconductivity.
■超伝導-役に立つソース
超伝導入門
超伝導百周年
超伝導百周年を祝して、2011年末まで100の論文が無料で読める。
La supraconductivité dans tous ses états
Un site interactif sur la supraconductivité
あらゆる形態の超伝導
超伝導に関するインタラクティブ・サイト
NISTオンライン量子電圧標準博物館
米国国立標準技術研究所による量子電圧標準の歴史
メディアに取り上げられた超伝導
世界中の報道機関は、1911年4月8日にHeike Kamerlingh Onnes氏の発見によって実現した、素晴らしい成果を振り返った。
from BBC
18 April 2011
25年前に熱狂した超伝導体
超伝導は、今月100周年を迎えた。そして、それを身近にする方法は今週25周年を迎える。しかし、超伝導の仕組みは、いまも謎のままである。
from Scientific American
8 April 2011
絶対的ヒーロー:Heike Onnesの超伝導の発見から百周年 [スライド・ショー]
抵抗なく電気を伝導する材料を発見てから1世紀後。しかし、その応用は期待に反して限定的だ。その状況も、変わろうとしているかもしれない。
from Science
8 April 2011
超伝導に関する考察あれこれ:移動祝祭日
1911年4月8日、物理学者Heike Kamerlingh Onnesは「水銀はほぼゼロ」と、ノートに走り書きしたとき、年代を「1910年」と間違えた。その謎めいたフレーズは、おそらく材料の物理学で最も重要な発見を表している。
from physicsworld.com
6 April 2011
最小の抵抗への道をたどる
100年前の発見以来、私たちは超伝導の理解を深めて来たが、それは決して易しいものではなかった。
from Nature
1 April 2011
とってもクールな誕生日
超伝導は百周年を迎えたが、今日、これまでより活発に研究が進められている分野でもある。いろいろな物質の研究から、ヒッグス粒子発見に向けた競争まで、超伝導は今でも刺激的な研究対象である。
■ニュース記事
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from New Scientist
03 May 2011
スイス、ジュネーブ近郊にある、欧州合同原子核研究機関(CERN)で陽電子減速器(ALPHA)に取り組んでいるチームは、1000秒間に、これまでよりおよそ10,000倍高い反水素の原子を貯蔵した。
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from Fermilab Today
2 May 2011
10年前、ミュオンコライダーを作るのは、ほぼ不可能だと考えられていた。現在、FermilabのMuCool試験エリアで、ミュオンコライダーのいくつかの重要な要素の試験に向け、一歩前進した。
■カレンダー
今後の会議、ミーティング、ワークショップ
今後のスクール
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■プレプリント
◇arxiv preprints
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CALICE Report to the DESY Physics Research Committee, April 2011
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Anomaly Puzzle, Curved-Spacetime Spinor Hamiltonian, and String Phenomenology
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Anomalous single production of fourth generation t’ quarks at ILC and CLIC
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Measuring the top Yukawa coupling at the ILC at sqrt(s) = 500 GeV